SHIKAKU DAILY 003
白旗
SHIRAHATA
へいき、へいき。
言うたびに 揺れてた。
白旗は 降参じゃなく、
合図だった。
LYRICS / 003
白旗
イントロ (つぶやき)……まだ、いける
へいき へいき
へいき へいき
二時十分 既読つけずに指を止めた
シャツの内側だけ 雨が降ってる
笑い方ばかり うまくなっていく
喉の奥 錆びた釘を飲み込んで
プリサビ
息を吸う
それだけが うまくできない
サビ
へいき へいき
その嘘ばかり 上手くなった
白旗の振り方を 誰も教えちゃくれない
強がりの背骨が 軋んで 折れて
「助けて」が 喉の底で 溺れてる
落ちながら 手を伸ばした
落ちながら 空を掴んだ
へいき へいき
へいき へいき
改札の向こうで 誰かが振り返った
呼んでないはずなのに 足が止まる
噛み締めてた奥歯を 離したら 顎が震えた
プリサビ
言え
今 言え
サビ
へいき へいき
——嘘だ
白旗を掴んで 高く 高く 振った
強がりの背骨が 軋んで 折れて
「助けて」 やっと 声になった
落ちながら 手を伸ばした
落ちながら 誰かの名前を呼んだ
へいき へいき
ブリッジ
振り返ったあいつも
たぶん ずっと 平気って言ってた
弱さは 手渡すためにある
だから 先に 渡した
ラストサビ
へいき へいき
今は ほんとうだ
白旗は 降参じゃなく 合図だった
折れた背骨で ちゃんと 立ってる
「助けて」から 全部 始まった
落ちながら 手を伸ばした
その手を 誰かが 掴んだ
へいき へいき
アウトロ
へいき
へいき
へいき
へいき