SHIKAKU DAILY 018
空欄
KUURAN
消すことも
書くことだった
LYRICS / 018
空欄
イントロ 空欄!
六時間目 紙が配られる
第一志望の欄で 手が止まる
黒板の右に 見本が貼ってある
そこへ寄せれば 誰も困らない
名前の下の 白い四角を
埋めない指で なぞってる
見本のとおりに 書ける手だった
シャーペンの芯を 一度だけ折る
サビ
空欄!
さんびょうで 消しにいく
消して 消して 白へ戻す
「空欄は減点」 それでもいい
まだ誰にも 渡さない
この一マスは 空欄!
提出箱へ 紙が積まれてく
みんなの四角は 黒く埋まってる
廊下の壁に 進路実績が貼ってある
去年の名前が 順に並んでる
「もう決めたの?」と 誰かがすれ違う
上履きの先を 教室へ戻す
私の紙だけ まだ息してる
先生の目を 見返して笑う
サビ
空欄!
「無難がいちばん」 もう聞こえない
さんびょうが 私を変えた
誰の見本にも 寄せない
この一マスは 空欄!
ブリッジ
うれしそうな顔を 作るのは得意だった
褒められる形に 自分を折り曲げてた
進路実績の 一行に なりたくない
やっと 声に出た
Quiet Chorus - no drums
空欄!
消すことも 書くことだった
さんびょうを 手が覚えてる
この一マスは 空欄!
ラストサビ
空欄!
空欄は減点じゃない
まだ誰にも 渡してない
消して 消して 白を守る
この紙は 出さずに 持ち帰る
だから今は 空欄!
アウトロ
空欄!
空欄!
まだ 書かない
まだ 書かない
空欄!
明日も 書かない
来週も 書かない
空欄!
まだ 書かない
空欄!
空欄!