SHIKAKU DAILY 020
読んだだけ
YONDA DAKE
泣かなかったよ
読んだだけ
LYRICS / 020
読んだだけ
イントロ 机が鳴る
伏せた画面を 指で起こす
最後まで読んだ 読んだだけ
「元気でいるかな」 その次の行
謝る前に 自分の話をする
ぬるいお茶を ひとくち飲んで
親指は まだどこも押さない
三年 待った わけじゃない
待ってないって 気づいただけ
サビ
読んだだけ
その一行も 読んだだけ
許さないって 決めた夜に
名前を消さずに 置いておく
読んだだけ
泣かなかったよ 読んだだけ
あなたの分の 明かりを消して
私の分だけ つけておく
名前の呼び方が 昔のまま
こっちは変わった 声も歩幅も
「会えたら話す」 会わないよ
話すことなら もう終わってる
机が鳴っても 画面は起こさない
伏せたままの 画面が光る
サビ
読んだだけ
返さないよ 読んだだけ
許すみたいに 静かなだけで
許してないよ ぜんぶ覚えてる
読んだだけ
優しくないよ 読んだだけ
あなたの分の 明かりは消した
私の分は まだ点いてる
ブリッジ
ごめん、って 打つのは早い
読み終わるまでが 長かった
許すのが 優しさだって
誰かが言うけど 今日は聞かない
決めるのは 私の親指
ラストサビ
読んだだけ
返さないよ 読んだだけ
指を離せば 画面は消える
そこに映るのは 私の顔
読んだだけ
もう泣かないよ 読んだだけ
許さないって 決めた夜が
私を ちゃんと 連れて帰る
読んだだけ
アウトロ
読んだだけ
読んだだけ
…読んだだけ