背番号
SEBANGO
この場所は空いたんじゃない 君のために空けた
LYRICS / 000
背番号
イントロ
7は君のもの
背番号 背番号 受け取れ
最後の笛が鳴りやんで
僕は芝へ頭を下げる
泥のついた膝を払って
控え席の端で靴ひもをほどく
君は更衣室の前で動かない
脱いだユニフォームをたたまずに
僕は両手で君へ差し出して
震える君より先に笑う
プリサビ
残った汗なら洗えばいい
勝ち方なんて書いてない
袖を通せば君の服だ
顔を上げて受け取ってくれ
サビ
背番号 背番号 君の胸で走れ
この場所は空いたんじゃない 君のために空けた
君がユニフォームに両腕を通す
受け取った手で胸を叩け
背番号 背番号 君の名で光れ
転んだときは芝をつかめ
右足で芝を強く蹴って
僕の拍手を追い越していけ
柵の外から君を追う
無意識に右足が動く
君は転んで芝をつかみ
すぐ立ち上がり胸を叩く
その背番号が揺れるたび
僕は客席で手をたたく
プリサビ
受け取るときに震えた手で
今は倒れた仲間を起こす
その背中なら任せられる
僕より先へ走っていけ
サビ
背番号 背番号 君の胸になじんだ
この場所は空いたんじゃない 君のために空けた
震えない手で胸を叩け
仲間の肩を抱いて進め
背番号 背番号 君の名で光れ
転んだときは芝をつかめ
右足で芝を強く蹴って
僕の拍手を追い越していけ
ブリッジ
帰りの窓に映った胸は
背番号がなくても僕の胸だ
君から届いた短い動画で
泥だらけの君が胸を叩く
背番号を渡した夜には
僕まで消えると思っていた
だけど今は空いた両手で
君の走りに拍手を送る
ラストサビ
背番号 背番号 もう君の胸が似合う
この場所は空いたんじゃない 君のために空けた
君がその場所を広げていく
試合のあと僕は控え席へ戻る
背番号 背番号 試合のあとも光る
君は泥を払って駆けてきて
その手のひらで控え席の隣を
軽く叩いて僕に笑いかける
「ここ、空いてます」と君が言う
僕は返事の代わりに座る
渡した場所のその隣を
君が僕のために空けてくれた
アウトロ
君が袖を通すたび
僕は笑ってこう言うんだ