SHIKAKU DAILY 030
今だけ頼る
IMA DAKE TAYORU
断るための笑顔をやめる
LYRICS / 030
今だけ頼る
今だけ頼る
今だけ 今だけ
ためらう右足を 傘の下へ入れる
午前二時十七分 「平気」と言う前に傘が傾く
頬の雨を手の甲でぬぐう
プリサビ
断るための笑顔をやめる
ごめんねの代わりに ありがとうと言う
空いた手で 傘の柄に触れる
私の足で あなたの隣を選ぶ
サビ
今だけ頼る
今だけ 今だけ
傘の下で息をする
今だけ頼る
今だけ 今だけ
肩を寄せたら 歩幅がそろう
受け取ることも 私が決める
雨脚の強い交差点で
あなたの歩幅に 私も合わせる
握りしめた鞄から指を離す
赤い信号で あなたが止まる
私も隣で 顔を上げる
助かった、と声にしてみる
あなたは前を向いたままうなずく
プリサビ
端から雫が落ちていく
はみ出したあなたの袖に
雨が静かににじんでいる
見ていないふりを もうやめる
私はそっと 柄に手を添える
サビ
今だけ頼る
今だけ 今だけ
傘の下でも顔を上げる
今だけ頼る
今だけ 今だけ
肩を寄せたら 歩幅がそろう
差し出す手だけ 強いんじゃない
ブリッジ
鞄から離した指を もう一度ひらく
傘の下でも 膝が小さく震える
いつもなら笑って 後ろへ下がる
今夜は隣で 顔を上げている
でも今も あなたの傘の下にいる
濡れた袖まで見えている
濡れた袖が 傘の下へ戻る
二人の手で 同じ柄を持っている
プリサビ
屋根の明かりが近づいてくる
傘をたたむ前に 目を合わせる
今度はまっすぐ ありがとうと言う
次の雨でも 選び直せる
ラストサビ
今だけ頼る
次の雨でも
傘の下へ 迷わず入る
今だけ頼る
今だけ 今だけ
肩を寄せたら 歩幅がそろう
受け取ることも 私が決める
アウトロ 二人で傘の柄を持って歩く