泣き場所
NAKIBASHO
見せる相手まで私が選ぶ
LYRICS / 000
泣き場所
イントロ
泣き場所
泣く場所は私が決める
紙の花びらを髪から外す
鞄の寄せ書きはまだ閉じたまま
改札まで作った笑顔を
冷たい水でやっと休ませる
口紅だけを先に落として
鍵をかければ部屋が静まる
零時十四分 蛇口を閉じる
水音が消えて初めて泣いた
プリサビ
泣き顔は誰の肩にも預けなかった
それを強がりとは決めさせない
見られたくない それだけじゃない
見せる相手まで私が選ぶ
サビ
泣き場所 私が決める
泣き場所 私が決める
拍手の中では笑っていたい
鍵を回したあとは泣いていたい
洗面台へ口紅を置いて
鞄の寄せ書きに指を置く
鍵を置いた手で頬に触れる
この顔を鏡からそらさない
襟の名札を外して伏せる
鏡の前に寄せ書きを置く
指に残った水を拭わないまま
今度は私から目をそらさない
水音のない部屋で
呼吸がゆっくり戻ってくる
泣ける場所を選ぶたび
伏せた名札を表に返す
寄せ書きを開いたとたん
こらえた声がとうとう漏れる
それでも鏡から目をそらさず
書かれた名前を指でなぞる
サビ
泣き場所 私が決める
泣き場所 私が決める
鏡の私にうなずいて 選んだのは
泣き場所 私が決める
泣き場所 私が決める
鏡の私にうなずいて 選んだのは
泣き場所
笑う場所まで私が決める
涙を拭いたこの顔で行く
扉を開けても私で行く
ブリッジ
人前で泣かない私を
弱いと呼んだのは私だった
隠したんじゃない 連れ帰った
私の涙を守るため
ラストサビ
泣き場所 私が決める
泣き場所 私が決める
見送られた私を
鏡の私が迎えに来た
寄せ書きを閉じて鞄へしまう
表に返した名札もその上へ置く
落とした口紅を引き直して
鍵を回して部屋を出て行く
アウトロ
泣き場所 私が決める
泣き場所 私が決める