SHIKAKU
DAILY SONGS / 041
熱で揺らぐ夜明けの道。遠くからヘッドライトがこちらへ向かってくる

SHIKAKU DAILY 041

ガチでいく

GACHI DE IKU

手加減は 敬意の顔をした逃げだった

作詞・作曲 MASA
ガチでいく SHIKAKU DAILY 041 · MASA
0:00 / 3:49

LYRICS / 041

ガチでいく

拳を合わせると 兄貴が笑う
顎を引いて 「来い」と言う
ガチでいく
ガチでいく
拳が頬をかすめ 熱が残る
弱く返すと 兄貴がにらむ
今日だけは 弟をやめる

プリサビ 引いた拳を 前へ戻す
詰めてた息を 深く吐き切る
縄ぎわを離れ 真ん中へ出る
「来い」の声へ 拳で答える
負けたくないと やっと認める
兄貴の目から もうそらさない

サビ ガチでいく ガチでいく
守る拳じゃ 兄貴に届かない
ガチでいく ガチでいく
痛みごと 受け取ってくれ
手加減は 敬意の顔をした逃げだった
最後の試合で 全力を返す

拳が触れて 兄貴がうなずく
笑いが消えて 踏み込みが増す
兄貴の拳を 初めて受け切る
しびれた両腕に 熱が走る
弟のままで 向かい合う
弟だからこそ 遠慮を捨てる

サビ ガチでいく ガチでいく
倒したいんじゃない 越えてみせたい
ガチでいく ガチでいく
兄貴がくれた 強さで返す
息が荒くても 視線は外さない
兄貴の癖まで 体が覚えてる
ガチでいく
この目を見てろ

ブリッジ 周りのざわめきが 遠くへ細る
汗がまつげを伝い 目の前がにじむ
踏み込む兄貴の 肩が沈む
昔まねして 畳に転んだ
今はその癖を 先に読める
灯る表示が れいてんはち秒を告げる
拳を止めることも まだできる
その一瞬だけ 兄貴が笑う
最初と同じ目で 俺を見る
「来い」と唇が もう一度動く
守るふりした 拳をひらく
握り直して まっすぐ打ち込む

ラストサビ ガチでいく ガチでいく
兄貴を越すのが 俺からの礼だ
ガチでいく ガチでいく
教わった拳を 兄貴へ返す
避けずに受けて 兄貴がうなずく
手加減をやめた 俺を見ている

アウトロ 鐘が追いつき 音がはじける
床に手をついた 兄貴が笑う
倒したかったのは 兄貴じゃない
俺を止めてた 手加減のほうだ
「やっと来たな」と 唇が動く
立ち上がる兄貴へ 俺が拳を出す
兄貴がそこへ 拳を合わせる
ガチでいく
ここからも ガチでいく

WRITTEN & COMPOSED BYMASA
THEMEGACHI DE IKU

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