SHIKAKU DAILY 048
寂しかった
SABISHIKATTA
泣いた顔まで 私でしょう
LYRICS / 048
寂しかった
イントロ
寂しかった
きゅっ
笑わずに言った 寂しかった
誕生日の翌朝 七時三分に窓を開けた
しぼんだ風船を 指でこすった
玄関のあなたは 靴ひもをほどいた
プリサビ
流しに残った フォークが光る
あなたは理由を 並べかけてやめた
私は「平気」を 舌の裏へ戻す
言い訳より先に 私を見ていて
サビ
寂しかった
さびしい さびしかった
来られないなら 先に言ってほしかった
待ってる私を ひとりにしないで
寂しかった
さびしい さびしかった
泣いた顔まで 私でしょう
笑った場面だけ残さないで
あなたは言い訳を とうとうやめた
床のリボンを 黙って拾った
「画面を見ていて 君を見てなかった」
私の目を見て やっとそう言った
プリサビ
あなたは床へ そのまま座った
私も向かいに まっすぐ座った
私はまだ 許すと言えなくていい
靴ひもを結ばず 私の声を聞いて
サビ
隠さない 隠さない
震えた口でも ちゃんと言える
寂しかった
さびしい さびしかった
好きなあなたに 聞いてほしかった
来ない夜ほど ちゃんと言いたかった
隠さない 隠さない
笑った場面だけ残さないで
ブリッジ
あなたが風船に 息を吹きこむ
私が結び目を 押さえる
プリサビ
あなたは携帯を 画面ごと伏せた
泣いた私を 撮らずに見ていた
昨夜より今 祝われた気がした
ラストサビ
隠さない 隠さない
今度は目を見て ちゃんと言う
寂しかった
さびしい さびしかった
寂しいと言えるまま あなたを好きでいたい
笑った場面だけ 選ばないで
泣いた顔まで 私だと覚えて
あなたが寂しい朝は 風船を私に渡して
私は笑わず 隣で聞くから
アウトロ
きゅっ きゅっ きゅっ
ふくらんだ風船を 窓辺に結んだ