SHIKAKU DAILY 051
俺が悪かった
ORE GA WARUKATTA
会いたいを消した指で 送信の矢印を押した
LYRICS / 051
俺が悪かった
俺が悪かった
親指だけが 送信をためらう
俺が悪かった 俺が悪かった
遅すぎたって 俺から言うよ
許されるためじゃない 「会いたい」は消した
十八か月のあいだ 画面は止まっている
名前を打てば 喉が狭くなる
午前零時六分 送信の矢印を押す
会いたいと打って 俺の都合だと消した
プリサビ
言い訳を並べるほど
君をまた待たせる
息を吐いて 目を上げる
今度は俺から謝る
サビ
俺が悪かった 俺が悪かった
遅すぎたって 俺から言うよ
許されるためじゃない 「会いたい」は消した
会いたいを消した指で 送信の矢印を押した
君を傷つけた責任は 俺が引き受ける
送った途端に 冷蔵庫の音が戻る
画面へ伸ばした手を 途中で止める
君が怒った夜 俺はドアを閉めた
君の声を聞かなかったと 今になって認める
プリサビ
返事を待つより先に
ドアを開けたまま 両手を膝に置く
画面を伏せて 手を離す
変わらなきゃならないのは俺だ
サビ
俺が悪かった 俺が悪かった
遅すぎたって 俺から言うよ
許されるためじゃない 「会いたい」は消した
返事が来ても 来なくても
これ以上 文は重ねない
君が話すなら ドアに手をかけない
口を挟まず 最後まで聞く
謝っただけで終わらせない
ブリッジ
許してなんて 打たなかった
返事を選ぶのは君だから
ラストサビ
俺が悪かった 俺が悪かった
遅すぎたって 俺から言うよ
許されるためじゃない 「会いたい」は消した
返事のない画面を伏せて
選ぶ時間を君に返す
「会いたい」は消したままでいい
戻れなくても 逃げはしない
君が選ぶ沈黙まで 俺は受け取る
アウトロ
返事はまだ 君のものだ
送った言葉は取り消さない
ドアを閉めた手を 膝に置く
今度は最後まで聞く
俺が悪かった