SHIKAKU
DAILY SONGS / 053
熱で揺らぐ夜明けの道。遠くからヘッドライトがこちらへ向かってくる

SHIKAKU DAILY 053

背負わない

SEOWANAI

背負わないから 隣で歩ける

作詞・作曲 MASA
背負わない SHIKAKU DAILY 053 · MASA
0:00 / 3:14

LYRICS / 053

背負わない

イントロ カチッ
背負わない

鍵をかけた手が まだ震えてる
日付を越えた針が 最初の目盛りを指す
七年ぶんの「大丈夫」を 玄関へ置く
背中をドアに向けて やっと歩き出す
母の湯のみを伏せた音が 耳に残る
弟の靴はもう 俺より大きい
家賃の封筒を 机へ置いて出た

プリサビ 母さんなら 明日の湯を自分で沸かせる
弟なら その靴ひもを自分で結べる
嫌いになったわけじゃない
今夜 俺は俺に戻る

サビ 背負わない もう背負わない
家族は荷物じゃないから
俺が潰れて守るより
それぞれの足で並びたい
背負わない もう背負わない
愛まで捨てるわけじゃない
長男の役を降りた夜
やっと家族になれたんだ
背負わない 背負わない
俺の肩は俺が使う
背負わない 背負わない
家族でいる でも背負わない
背負わない 背負わない
俺の肩は俺が使う
背負わない 背負わない
家族でいる でも背負わない

朝 弟から文字が届く
「家賃は入れた」とだけ書いてある
続いて母が 湯気の写真を送る
湯のみの口は 上を向いてる
胸の鼓動が 戻れと急かす
俺は靴ひもだけ 結び直す

プリサビ 「ありがとう」だけ返した
画面を伏せて 息を吐いた
こわばる頬が 少しゆるんだ
俺がいなけりゃ崩れると 俺が決めつけてた
助けることは これからもやめない
家族の代わりに立つことだけ 今夜やめる
空いた肩に 夜気が触れる
遠くで家族が 朝を始める

サビ 背負わない もう背負わない
家族は荷物じゃないから
母さんは湯を沸かしてる
弟は家賃を払い終えた
背負わない もう背負わない
置いてきたのは愛じゃない
空いた両手で窓を開け
俺は俺の靴ひもを結ぶ

ブリッジ 家族を守ってたつもりだった
「平気」に隠れてたのは俺だ
役目を降りたあとが怖かった
ただの俺でも帰れるだろうか

ラストサビ 背負わない もう背負わない
家族は荷物じゃないから
荷物を降ろして歩き出す
家族の隣に並び直す
背負わない もう背負わない
俺のままで愛していく
長男の役を降りてもいい
背負わないから 隣で歩ける

アウトロ 鍵を開ける
「ただいま」と言う
背負わない

WRITTEN & COMPOSED BYMASA
THEMESEOWANAI

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