SHIKAKU DAILY 065
見損なった
MISOKONATTA
その謝罪には 傷つけた相手がいない
LYRICS / 065
見損なった
見損なった
見損なった
あなたの声より先に 指が画面を閉じた
暗くなった画面に 僕の顔だけ残った
僕はまだ あなたをかばおうとした
それでも配信を もう開かなかった
プリサビ
心配をかけたと こちらへ頭を下げる
傷つけた相手を ひとことも呼ばない
そこで分かった 誰を守っているか
サビ
見損なった
僕らの拍手で 立ち直るな
見損なった
傷つけた相手を 言葉から消した
見損なった
机の奥から 半券を出した
破れずに 裏返した
嫌いになれるほど 軽く好きだったわけじゃない
それでも あなたをかばう文を書いた
読み返してから 送らずに消した
サビ
見損なった
まだ口ずさめる 自分が悔しい
見損なった
好きだった声ほど 耳に残る
見損なった
ブリッジ
その謝罪には 傷つけた相手がいない
選んだ言葉は 自分だけを守っていた
制服から社員証まで あなたの声を追った
だから短い言葉でも 誰を見ているか分かる
二十三秒で 僕は画面を閉じた
閉じたのは 配信だけじゃなかった
ラストサビ
見損なった
僕らの拍手で 立ち直るな
見損なった
傷つけた相手を 言葉から消した
見損なった
あなたに向けて そう言った
見損なった
あなたをかばった 昨日の僕も
だから今度は 傷つけられた人へ頭を下げる
あなたをかばって その人を後回しにした
見損なった
ここから僕は 拍手を止める
アウトロ
もう一度 画面に僕の顔が映る
僕は映った顔から 目をそらさない
指がまた 画面を閉じる
見損なった