Founder's Story

本当の壁は、決済の手前にあった

HOTATE創業者の荻沼雅美です。合同会社J-Catalystの代表をしています。 元朝日新聞メディア人で、朝日新聞のクラウドファンディング「A-port」の共同創業者です。 なぜいま、もう一度この仕事に帆を立てるのか。私自身の言葉で書きます。

Reporter

新聞社の現場で、物語を伝えてきた

私は朝日新聞のメディア人として、人の物語を伝える仕事をしてきました。 現場に行き、話を聞き、事実を確かめ、記事にする。 そこで学んだのは、単純なことです。 どんなに良い取り組みでも、伝わるかたちになっていなければ、世の中は動かない。 逆に、事実に根ざした物語がきちんと編集されていれば、遠くの誰かの心まで届く。 この確信が、いまも私の仕事の土台です。

A-port

A-portを共同創業して、現場で見えたこと

その後、朝日新聞のクラウドファンディング「A-port」を共同創業しました。 たくさんの起案者と一緒に、企画を立ち上げ、公開し、支援を集める現場に立ちました。 始める前の私は、クラウドファンディングの中心は「お金を集める仕組み」、 つまり決済だと思っていました。実際は違いました。

決済そのものでつまずく人は、ほとんどいません。 本当の壁は、決済のずっと手前に、いくつも並んでいました。

企画が成功するかどうかは、この8つでほぼ決まります。 当時のA-portでは、これを人間の企画力と編集力で、一件ずつ支えていました。 時間はかかりましたが、この仕事にこそ価値があると、現場で何度も確かめました。

Then and Now

当時は人の手で。いまはAIと一緒に

当時、この8つの壁を越える手伝いは、人間にしかできない仕事でした。 だから支えられる件数には限りがあり、一件ごとに大きな時間がかかりました。 いまは違います。生成AIを使えば、想いの言語化の下書き、物語の構成案、 目標金額の試算、お願い文のたたき台、公開後の発信計画まで、 多くの工程を高速化し、さらに高度にできます。

ただし、AIに全部を任せるという意味ではありません。 AIが下書きと選択肢を出し、人間の編集力が最後の質を決める。 審査も同じで、AIが一次確認をしますが、最終判断は必ず人間が行います。 新聞社とA-portの現場で身につけた「伝わるかどうかを見極める目」は、 AI時代にこそ効くと考えています。

この考えは、思いつきだけではありません。 生成AI活用の共同研究が、国際会議TE2026(第33回 International Conference on Transdisciplinary Engineering)に査読を経て採択され、ポスター発表を行いました。 慶應SDM・早稲田大学との共著です。研究と現場の両方から、同じ手応えを得ています。

Why HOTATE

HOTATEは、A-portの復活ではない

HOTATEは、A-portをそのままもう一度やる試みではありません。 あの現場で確かめた実務の経験を、AI時代にあわせて設計し直した、新しい仕組みです。 これまでバラバラだった、企画・編集・PR・事前検証・資金調達・販売という工程を、 ひとつの流れとしてつなぎます。 公開前の設計に一番の力を注ぎ、集めて終わりにせず、その先の販売まで見すえます。 そして対象を、私が世界に通じると信じる掛け算、食とエンターテインメントに絞りました。

なお、HOTATEは現在、第1期Founding Projectsの募集期間です。支援決済はまだ行っていません。 このサイト上でお金を支払う場面は一切ありません。 いまやっているのは、最初に帆を立てる企画を選び、一緒に磨くことだけです。

私の経歴の詳細は、公式プロフィールに載せています。

Raise the Sail

だから、味と物語に、帆を。

新聞社の現場で物語を伝え、A-portで公開前の壁を知り、いまはAIという新しい風があります。 あなたの企画の中にある味と物語に、一緒に帆を立てさせてください。

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