広島県は温泉地数56、源泉総数374(環境省令和6年度)。源泉のほとんどは温度が低く、374本のうち25℃未満が334本、42℃以上は1本だけです。泉質は放射能泉(ラドン泉)が多く、広島市の山あいの湯来温泉・湯の山温泉や、宮島にいちばん近い温泉郷の宮浜温泉が知られています。
主要な温泉地
広島市佐伯区の山あいに湯来温泉と湯の山温泉、廿日市市の瀬戸内海沿いに宮浜温泉があります。県北の安芸太田町には三段峡温泉、府中市には矢野温泉、尾道市には養老温泉、福山市には鞆の浦温泉。瀬戸内の島では大崎上島町にきのえ温泉があります。
特徴的な泉質
台帳では放射能泉が圧倒的に多く、宮浜温泉、湯来温泉、湯の山温泉、矢野温泉、鞆の浦温泉などが放射能泉です。湯来温泉は全国でも屈指のラドン含有量をうたう単純弱放射能温泉。三段峡温泉や養老温泉は冷鉱泉です。
公共交通で行ける温泉
湯来温泉はJR広島駅から電車で五日市駅まで約15分、そこから路線バスで約70分です。湯の山温泉は同じく五日市駅から路線バスで約60分、大橋バス停から徒歩約20分です。
一人旅向けの温泉
湯の山温泉には、名物の打たせ湯がある湯の山温泉館と、温泉プールや寝湯のある「クアハウス湯の山」があり、日帰りで入れます。
食と文化
湯来温泉は約1500年前、傷ついた白鷺が渓流のほとりで傷を癒しているのを村人が見て見つけたと伝わり、慶長年間には芸陽で唯一の温泉場として栄えました。湯の山温泉は約1200年前に岩の間から湧いたと伝わり、江戸時代には藩主浅野公の湯治場でした。約250年前の湯治場の建物が今も残り、国の重要有形民俗文化財に指定されています。