茨城県は温泉地数39、源泉総数157(環境省令和6年度)。年間の延べ宿泊利用は約81万人です。源泉157のうち83が25℃未満という統計のとおり、温度の低い源泉が多いのが特徴です。北部の久慈川沿いの袋田温泉、太平洋に面した北茨城の五浦温泉や平潟港温泉、筑波山の中腹の筑波山温泉が主な湯どころです。
主要な温泉地
温泉地は県の北部と海沿いに多くあります。奥久慈と呼ばれる大子町には袋田温泉や月居温泉があり、袋田の滝の観光と組み合わされます。北茨城市の海岸には五浦温泉、平潟港温泉、磯原温泉が並びます。県の中央では筑波山温泉、潮来水原温泉、大洗の海沿いにも温泉があります。
特徴的な泉質
台帳では塩化物泉が最も多く、炭酸水素塩泉と単純温泉が続きます。海沿いの五浦温泉や平潟港温泉は塩化物泉、筑波山温泉はアルカリ性単純温泉。北茨城の磯原温泉は硫化水素型の含硫黄冷鉱泉です。
公共交通で行ける温泉
袋田温泉はJR水郡線の袋田駅が最寄りで、駅から袋田の滝(滝本)へはバスで約10分です(本数は少なめ)。五浦温泉や平潟港温泉はJR常磐線の大津港駅からタクシーで5〜10分ほどで、送迎のある宿もあります(要予約)。筑波山温泉は、つくばエクスプレスのつくば駅から筑波山シャトルバスで約40分の筑波山神社のあたりです。
一人旅向けの温泉
袋田温泉は駅から行けて、滝の見物と日帰り入浴を一日で組み合わせやすい場所です。
食と文化
北茨城の平潟では冬のあんこう料理、奥久慈では100日以上かけて育てる奥久慈しゃもが名物です。五浦は、岡倉天心が1905年ごろ六角堂を構え、のちに日本美術院を移した海岸です。筑波山は筑波山神社のご神体で、約3千年の歴史をもつ古社への参拝と温泉を組み合わせられます。