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午前0時の実験室

試験放送 #2

性格は操作ににじみ出る

個性的な主人公たちと生成AIを通して、試す人の気持ちが表れる瞬間を考えます。

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ふたりの会話を読む

音声とあわせて、今夜の掛け合いを文字でも楽しめます。

オープニング

ハル

こんばんは。「午前0時の実験室」、今日も何かを試している二人の、毎日8分のラジオです。進行役のハルです。

ゲンさん

ゲンさんです。今夜は、主人公の性格って絵や台詞だけじゃなく、指先の操作にも出るんじゃないか、という話なんだよね。

今日のメイン

ハル

まず、J-Catalystで公開された『はいねこ 薬棚ブースト』。無表情の灰猫が疑似3Dの薬棚航路を高速滑走して、灰弾とロックオン追跡弾で薬精を収納する縦型シューティングです。

ゲンさん

薬精を「収納する」って言い方がいいなあ。大騒ぎしているのに、仕事の名前だけ妙に整然としている。

ハル

ちょっと待って、そこが気になったんですね。私は無表情の灰猫と、ロックオン追跡弾の必死さの差が好きです。

ゲンさん

主人公が全部の感情を説明しないぶん、こちらの「危ない」が操作に入り込む感じがする。

ハル

次は『きどる 星雲の翼』。自信家の白いフクロウが疑似3Dの星雲回廊を飛び、星弾と旋回、僚機救援で五航路を突破する縦型シューティングです。

ゲンさん

自信家なのに僚機救援がある。自分は立派に飛びつつ、ちゃんと仲間の手も借りるのが面白いなあ。

ハル

ゲンさんなら、華麗な旋回と僚機救援、どっちを先に見せます? 格好をつける順番が問われますよ。

ゲンさん

もし僕が飛ぶなら、まず旋回で「任せろ」と見せる。その直後に救援を頼んで、格好よさを半分こにするね。

ハル

「自信家なのに救援する」と短く説明できて、行動に少し意外さがあると、人へ話したくなります。

ゲンさん

なるほど。強がりを看板にして、助け合いを店の奥に置くわけだ。商売の見せ方にも少し似ているね。

ハル

そして『ぷるぴ 星灯りの鉱山』。びびりな白うさぎが多重視差の鉱山を走り、火花トロッコと相棒切替で五区画を越える縦型アクションです。

ゲンさん

びびりなのに走るんだよね。最初から勇ましい主人公より、「怖いけど進む」のほうが応援したくなる時もある。

ハル

相棒を切り替えながら進むのも、その性格に合って見えます。一人で平気なふりをしない選択ですよね。

ハル

並べてみると、無表情、自信家、びびりという違いが、弾や救援や切替の受け取り方まで変えています。

ゲンさん

主人公を立派な性格へ直すんじゃない。そのままの性格で進める道具を渡すと、操作が物語に見えてくるんだよね。

ハル

だから失敗しても、ただ下手だったで終わらない。「この子なら慌てるよね」と笑える余地が残る。それも遊びの味です。

2人の寄り道

ハル

ここで寄り道です。SB Intuitionsが、国産生成AI「Sarashina」を試せる「Sarashinaサービス」の無償β版を始めました。

ゲンさん

ゲームの主人公から、今度は質問する人の性格へ移るわけか。試す場所が変わっても、本人は隠れきらないね。

ハル

Googleアカウントでログインするだけで、6つのAIモデルのAPIとチャット機能を無料で使えるそうです。

ゲンさん

6つあると、扉が並んだ実験室みたいだなあ。同じ質問を持って、順番にノックしたくなる。

ハル

APIって言葉が固く聞こえるなら、自分で用意した窓口からAIへ注文を渡す感じ、と考えると入りやすいかも。

ハル

同じ質問を渡せば、答えの違いだけじゃなく、自分が何を期待していたかも見えそうです。

ゲンさん

答えを競わせるだけだともったいないんだよね。「なぜ片方を好きだと思ったか」で、質問した側の癖が出る。

ハル

では、ゲンさんは最初に何を聞きます? さっきの「元気の出る話」だと、ちょっと広いですよ。

ゲンさん

じゃあ、「失敗した夜に、説教をせず寄り添う短い話」にする。欲しいものと、されたくないことを一緒に置くね。

ゲンさん

欲しいものと、されたくないことを言葉にする。でも、空の入力欄を前にすると、何を聞けばいいか分からず寂しくなることもあるよね。

ハル

分かります。もし私が一人で試すなら、正解を聞くより「今の迷いを短く整理して」と頼むかもしれない。

ハル

答えを比べる前に、自分の問いが何かを確かめる。それも、ちゃんと実験ですね。

ゲンさん

無償β版なら、まず自分の問いを一つ持って試してみる。答えの立派さより、聞き直したくなった場所を覚えておきたいな。

ハル

ゲームでは操作に性格が出て、AIでは質問に性格が出る。試しているつもりが、こちらも静かに観察されている感じです。

今夜の一曲

ハル

今夜の一曲です。SHIKAKUの『寂しかった』。

ゲンさん

「泣いた顔まで 私でしょう」という一節が残るね。隠したい顔まで、自分から外さない言葉に聞こえる。

ハル

寂しさを隠さず伝える歌です。それでは、SHIKAKUで『寂しかった』。

♪ 寂しかった(SHIKAKU)

エンディング

ゲンさん

曲のあとです。寂しかった、と笑わず口にするだけで、弱さの提出じゃなく、今いる場所の報告になる気がするなあ。

ハル

今夜は、主人公の性格が操作へにじみ、試す人の性格が質問へにじむ話でした。隠さないほうが、次の動きは選びやすいのかも。

ゲンさん

無表情でも、自信家でも、びびりでもいい。そのまま動ける仕組みがあれば、試すことは続けられそうだね。

ハル

「午前0時の実験室」、ハルとゲンさんでした。今夜も、いい実験を。

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