「はり清(はりせ)」の座敷では、舞は遠い舞台の上ではなく、畳の向こう、衣擦れの聞こえる距離でひらかれます。着物、所作、視線、そして間──そのすべてを、息づかいごと間近で味わう公演です。
劇場では、照明と距離を越えて舞が届きます。座敷には、そのあいだに何もありません。指先の角度、視線の落とし方、扇がひらく前の間──大きな舞台ではにじんでしまう細部が、ここではすべて見えています。
京料理、日本建築、日本舞踊。ともに育ってきた三つの文化が、ひとつの部屋でふたたび出会う。食と空間と舞が、同じ一夜に属する文化体験です。
はり清の座敷で撮影した映像です。再生を押したときだけ音が出ます。


