、世界
Nihon Buyo — The Art of Japanese Dance

四百年の型に、いまを生きる身体。
日本舞踊のすべてを、一枚で。

日本舞踊とはなにか。五大流派はどう違うのか。そして、藤間流勘右衞門派・師範 藤間勘麗未は、その大河のどこに立っているのか。──入口から最前線まで、一目でわかる横断ポータル。

日本舞踊を舞う藤間勘麗未
藤間勘麗未 ─ 舞踊の型に、心を宿してFUJIMA KANREMI
Chapter 01

日本舞踊とは

日本の伝統的な踊りの総称。盆踊りのような民俗芸能ではなく、舞台の上で観せるために磨き抜かれた「舞台芸術」です。

日本舞踊は、上方(京阪)で育った静の「」と、江戸で花開いた動の「踊り」──ふたつの系譜が合流して生まれた芸術です。指先の角度から視線の落とし方まで、動きの細部に「型」があり、その型の中でこそ、演者の個性と心が立ち上がります。

母体は歌舞伎。歌舞伎舞踊の振付を担った師匠たちが、それぞれの芸のスタイルを「流派」として継承したことで、今日の日本舞踊が形づくられました。三味線・長唄・清元といった邦楽と、着物の色彩、そして身体。すべてが一体となった日本の総合芸術です。

能や歌舞伎が基本的に男性の芸能であるのに対し、日本舞踊は男女を問わず演じられるのも大きな特徴。ひとつの曲で男女を踊り分ける「鏡獅子」のような演目さえあります。

舞踊ぶ・よう ── 「舞」と「踊」を掛け合わせた言葉
約400
歌舞伎とともに歩んだ歴史
200
現存する流派の数
5
中核をなす「五大流派」
Chapter 02

五大流派

200を超える流派の中で、歴史・規模ともに中核をなすのが「五大流派」。同じ日本舞踊でも、振りの質感はまるで違います。

Nishikawa
西川流
元禄期創流 ─ 最古

五大流派の源流。300年超の歴史を誇り、「勧進帳」「鷺娘」など名作歌舞伎舞踊の振付を生んだ格式の家。所作の正確さと雅な舞台表現。

Hanayagi
花柳流
1849年創流 ─ 最大

名取約1万5000名を擁する最大流派。細やかで技巧的な振付が身上。習い事として最も広く浸透し、教室数も全国随一。

Fujima
藤間流
宝永年間(1704〜)創流

劇場で映える、おおらかで大きな振り。踊り手の「腹」──内に宿す心を重んじる。歌舞伎との結びつきが深く、名優たちが家元を兼ねてきた。

Wakayagi
若柳流
1893年創流

花柳流から独立し、柳橋の花街で発展。手振りが多く、品格ある踊り。お座敷の美学を今に伝える。

Bando
坂東流
文化文政期創流

歌舞伎の名跡・坂東三津五郎家が代々継承。五大流派で最も歌舞伎色が濃く、端正で切れの良い「物語を舞う」踊り。

The Lineage

系譜 ─ 大河の流れ

日本舞踊という大河は、こう流れて、いまへ届く。

日本舞踊
約400年 ─ 歌舞伎とともに歩んだ日本の総合芸術
五大流派
西川・花柳・藤間・若柳・坂東
藤間流
宝永年間創流。劇場向きの大きな振り。「家元」勘右衞門家と「宗家」勘十郎家の二系統
勘右衞門派
1845年創流。「鏡獅子」を生んだ家系。現家元は歌舞伎俳優・四代目尾上松緑(六世 藤間勘右衞門)
藤間勘麗未
勘右衞門派 師範。伝統を身体に、世界を舞台に。
Chapter 03

藤間流 ─ 勘右衞門派を知る

初代藤間勘兵衛が江戸で興した藤間流は、今日ふたつの系統に分かれています。勘麗未が連なるのは、歌舞伎座の看板役者が家元を務める「勘右衞門派」。

勘右衞門家(家元)

KAN'EMON — 浜町の藤間

1845年、初代藤間勘右衞門が創流。二代目は九代目市川團十郎に迎えられ「春興鏡獅子」等を振付、一時代を築いた。三代目(七代目松本幸四郎)以降は代々歌舞伎役者が家元を兼ねる、舞台と地続きの家。

  • 三代目七代目 松本幸四郎
  • 四代目二代目 尾上松緑(人間国宝)
  • 五代目初代 尾上辰之助
  • 六代目(当代)四代目 尾上松緑

勘十郎家(宗家)

KANJURO — 茅場町の藤間

三代勘兵衛の養子・初代藤間勘十郎を流祖とする宗家の系統。名師匠・五代目勘十郎は六代目尾上菊五郎を育て、歌舞伎界の御曹司たちが多く師事する。当代は八代目藤間勘十郎。

  • 派生流派紫派藤間流・松本流・藤蔭流 ほか
  • 特色歌舞伎舞踊振付の中枢
春興鏡獅子

二代目勘右衞門×九代目團十郎の振付。女小姓と獅子の精をひとりで踊り分ける、勘右衞門派が生んだ大曲。クライマックスの毛振りは圧巻。

藤娘

初代勘十郎振付、1826年初演。藤の精が娘姿で踊る華やぎの名作。藤間流の「藤」を象徴する、稽古でも最も愛される演目のひとつ。

お夏狂乱

坪内逍遥作詞、二代目勘右衞門振付。恋人と死別し狂気に沈むお夏を詩情豊かに描く、近代日本舞踊の傑作。

Featured Artist

藤間勘麗未

藤間勘麗未 ポートレート
古典舞踊の舞台より
舞台より
藤間 勘麗未FUJIMA KANREMI
日本舞踊 藤間流 勘右衞門派 師範

「鏡獅子」を生んだ勘右衞門派の系譜に連なる師範として、古典の型を深く身体に修めながら、その美を劇場の外へ、そして国境の外へと運ぶ。書・食・花火といった日本文化の担い手たちと組み、舞踊を「観るもの」から「世界と結ばれる体験」へ──伝統と現代のあわいで舞い続ける舞踊家。

流派藤間流 勘右衞門派(家元・六世 藤間勘右衞門=四代目 尾上松緑)
資格師範
受賞Miss JAPAN 2021 Miss Kyoto
活動古典舞踊公演・海外文化交流・イベント出演・振付
名取・師範年名取 2015年 / 師範 2026年
師事藤間勘一治 師
代表演目吉野山(忠信)・伊達娘恋緋鹿子(櫓のお七)・連獅子(子獅子)・鳥羽絵・京人形 ほか
Her Dream — 構想中

東京に、こどもたちの稽古場を ─ いつか、かならず

所作・品は、お金では買えない。礼儀と品を日本舞踊で学ぶ、こどものためのお稽古処。勘麗未の夢は、特設サイトへ。

かんれみアカデミーのサイトへ
Another Stage

もうひとつの顔 ─ 藤田悠未

藤間勘麗未は、タレント「藤田悠未」としても活動しています。伝統の舞台と現代のメディア、ふたつのステージを行き来する二刀流。

MISS KYOTO 2021 ステージの藤田悠未
MISS KYOTO — ランウェイ
ダンスステージの藤田悠未
STAGE — ダンスパフォーマンス

稽古場で磨いた所作の美しさと、MISS KYOTO 2021で証明された華。日本舞踊で培った「型のある身体」は、モデル・タレントの現場でそのまま武器になります。着物が本当に「着られる」タレント、正座から立ち上がる一動作まで様になるタレントは、実はほとんどいません。

テレビ・イベント・広告・インバウンド向け文化コンテンツまで──「本物の伝統」を背景に持つタレントとして、和のプロジェクトに唯一無二の説得力をもたらします。

日本舞踊師範 × タレント MISS KYOTO 2021 着物・和文化案件 海外文化イベント
@_yumi_fujita_
藤田 悠未

古典の舞台と現代のメディア、そのあいだの日々。着物、稽古、そのすべてを発信中。

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出演・振付・文化イベントのご依頼は、J-Catalyst(企画・プロデュース)までお問い合わせください。

Culture Unites the World
書が線を、舞が身体を、
花火が空を使って語るもの。
それはすべて、おなじ日本の心。
日本舞踊 × 書道 × 鮨 × 花火 ─ 文化で世界を結ぶ
BON ODORI 2026 日比友好70周年ステージの藤間勘麗未
🇵🇭
フィリピン公演

BON ODORI 2026 ─ 日比友好70周年ステージに出演。書道パフォーマンスと日本舞踊の共演で、国境を越えて日本の心を届ける。

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JAPAN EXPO MALAYSIA 2026 KAZEステージで「藤娘」を舞う藤間勘麗未
🇲🇾
JAPAN EXPO MALAYSIA 2026

クアラルンプール・KLCCのSORA・KAZE両ステージで「藤娘」を計3公演。東南アジア最大級の日本文化祭典で「本物の型」を届けた。

公演記録を見る →

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Next Stage

次の舞台は、あなたの街かもしれない。海外公演・文化交流のご相談を受け付けています。

Performance Record

公演活動を見る ─ 京都、セブ、クアラルンプール。

舞が旅してきた記録は、写真と映像とともに活動トップにまとめています。

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