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COOKING / MEMOIR
厨房の手仕事
十五年の修業と、店を持つまで
BOOK://
レシピは、手が覚えている。
表紙(制作例)

SAMPLE — 料理/修業記録

厨房の手仕事

十五年の修業と、店を持つまで

帯 — レシピは、手が覚えている。

十八歳で日本料理店に入ってから、三十三歳で自分の店を開くまでの十五年と、そのあいだに手が覚えた四十八品のレシピを一冊にまとめた作例です。前半は修業の記録、後半はレシピ帖の二部構成。このページでは、目次の全部と本文の冒頭、そして英語版『The Quiet Kitchen』でどう変わるかまで読めます。

判型
B5変形(182×230mm)
推定ページ数
約160ページ(レシピ48品を含む)
完成形式
印刷用PDF/Web閲覧用PDF/EPUB/英語版(GLOBAL EDITION)
制作期間の目安
約6週間(AIインタビュー8回と、レシピの分量確認を含む)

CONTENTS

この本の目次

SAMPLE PAGES

本文サンプル

「はじめに」の全文と、第一章の冒頭です。完成した本と同じ、明朝体・広めの行間の組版で載せています。

はじめに(全文)

はじめに

手の話から

レシピは、紙より先に手が覚えます。十五年厨房に立ってきて、いちばん確かだと思うのは、そのことです。

この本は、十八歳で日本料理の店に入ってから、三十三歳で自分の店を開くまでの十五年の記録と、そのあいだに手が覚えた四十八品のレシピをまとめたものです。前半は修業の話、後半はレシピ帖という二部構成にしました。

修業の話を先に置いたのには、理由があります。レシピの数字だけを写しても、同じ味にはならないからです。出汁を引くとき、私は温度計を見ていません。鍋の底から上がる泡の大きさと、昆布の縁の揺れかたを見ています。そういう「数字にならない部分」がどうやって手に入ったのかを先に書いておけば、後半のレシピ帖の行間が読めるようになると思いました。

布で漉した澄んだ出汁が、湯気を上げながら陶器の鉢へ細く注がれているところ
出汁を漉す。ここだけは、誰にも任せない。

隠したことは、ひとつもありません。出汁の昆布と鰹節の量も、まかないの塩加減も、店の失敗も、そのまま書きました。料理の世界には「技術は盗むもの」という言葉がありますが、私は教わったことを次に渡したい側です。教えたくらいで抜かれる技術なら、その程度のものだとも思っています。

本を作るのは初めてです。文章は得意ではないので、AIの聞き手に話したことを土台に、自分の言葉に直しながらまとめました。厨房のことは、厨房の言葉で書いたつもりです。分からない言葉が出てきたら、それは私の説明不足です。

台所に立つ人にも、これから厨房に入る人にも、カウンターの向こう側を知りたい人にも。どこから読んでもらっても構いません。ただ、レシピ帖から読んだ人は、いつか前半にも戻ってきてください。手の話は、そこに書いてあります。

3厨房の手仕事

第一章(冒頭)

湯気の立つ厨房で、木のまな板に広げた色とりどりの野菜を包丁で刻む手元
仕込みは、店が開く六時間前から。

第一章

十八歳、追い回し

十八の春、私は包丁を握らせてもらえませんでした。

入ったのは、古い城下町の細い通りにある、カウンター八席と小上がりふたつの日本料理店です。親方と、兄弟子がふたり、そして私。求人票には「調理見習い」とありましたが、最初の仕事は調理ではなく、店じゅうの雑用でした。この立場を、料理の世界では「追い回し」と呼びます。文字どおり、朝から晩まで追い回されるからです。

一日は洗い場から始まります。朝八時に店へ入り、前夜から水に浸けてある鍋を磨き、まな板を漂白から上げて日に干し、床を流す。九時に市場から荷が届くと、箱をほどいて野菜を洗い、魚のうろこを引くところまでが私の仕事でした。うろこの先、つまり包丁を入れるところからは兄弟子の仕事です。境界線は、はっきりしていました。兄弟子はふたりとも無口で、手取り足取り教えてはくれません。その代わり、見ることだけは、誰にも止められませんでした。

昼の営業が終わると、休憩を挟んで夜の仕込み。夜の営業が終わると、また洗い場です。家に帰るのは日付が変わる頃で、手はいつも荒れていました。給料は月に十二万円。同級生が大学の夏休みの計画を立てている頃、私は砥石の目の粗さの違いを覚えていました。

辞めたいと思った回数は、正直に書くと、数えていません。数えられないほどだったからです。それでも続いたのは、洗い場がつまらなくなかったからだと、いまなら分かります。

鍋を洗えば、親方が昨夜どんな火加減で炊いたかが、底の色で分かる。まな板を見れば、兄弟子が今日どの魚をどうおろしたかが、傷の向きで分かる。洗い場は、厨房でいちばん情報が集まる場所でした。三年目にそのことに気づいてから、私は洗い場を「見学料のいらない特等席」だと思うことにしました。

初めて包丁を持たせてもらったのは、二年目の冬です。大根の桂剥きでも、鯛の霜降りでもありません。まかないの葱を刻む。それだけでした。それでも、あの日の葱の匂いを、私はまだ覚えています。

— 第一章の冒頭はここまで。この続きは、完成した本の形でお読みいただけます —

厨房の手仕事11

レシピ帖の図版ページ

深緑の陶器の皿に盛りつけた、照りのある焼き魚と豆と香草の一皿を真上から見たところ
第七章 三十三歳、自分の店皿の上で、一日の仕事が一瞬になる。

CROSS-BORDER EDITION

英語版『The Quiet Kitchen』では、こう変わる。

越境出版は、言語の差し替えではありません。同じ材料から、届けたい市場に合わせてタイトル・構成・表紙を設計し直します。この本を英語圏向けに再設計すると、目次はこう変わります。詳しくは海外出版(GLOBAL)へ。

COOKING / MEMOIR
厨房の手仕事
十五年の修業と、店を持つまで
BOOK://
厨房の手仕事日本語版 — 柿渋色に、縦組みの明朝体
JAPANESE FOOD & MEMOIR
The Quiet
Kitchen
Fifteen Years in a Small Kitchen in Japan
BOOK://
The Quiet Kitchen英語版 — 生成りに、横組みのラテン書体

同じ一冊が、届ける市場に合わせて装いを変えます。

日本語版 — 修業と店づくりを中心に

厨房の手仕事 十五年の修業と、店を持つまで。日本の読者には説明のいらない「出汁」「追い回し」を、そのまま語ります。
  • 手の話から
  • 01十八歳、追い回し
  • 02出汁を引く朝
  • 03包丁と砥石の十年
  • 04まかないという学校
  • 05レシピ帖 春夏二十四品
  • 06レシピ帖 秋冬二十四品
  • 07三十三歳、自分の店
  • 次の誰かの厨房へ

英語版 — 食文化と食材の解説章を追加

The Quiet Kitchen 英語圏の読者が迷わないように、出汁・和包丁・基本食材の解説章を加えた構成に組み替えます。
  • IntroWhat My Hands Remember
  • 01Eighteen, at the Bottom of the Kitchen
  • 02The Morning Broth
  • What Is Dashi? — A Short Primer追加
  • 03Knives and Whetstones
  • How to Read a Japanese Knife追加
  • 04Makanai: The Staff-Meal School
  • 05–06Recipes: 48 Dishes for Four Seasons
  • Twenty Pantry Staples追加
  • 07A Place of My Own
  • Ep.To the Next Kitchen

HOW IT WAS MADE

どんな材料から作られたか

この作例で想定した材料と、AIと人の分担です。書き上げた原稿からではなく、手書きのレシピ帖と話した言葉から一冊になっています。

01

用意した材料

  • 手書きのレシピ帖3冊と、営業用の仕込みノート
  • 厨房と料理の写真 約300枚
  • AIインタビュー8回分の音声(修業時代の聞き取り)
  • 店の開業時の図面とメモ

02

AIがしたこと

  • 音声を文字にし、修業の出来事を年代順に整理
  • レシピの分量表記を統一(「少々」に目安のグラムを併記)
  • 修業記+レシピ帖の二部構成を提案
  • 話した言葉をもとに、全章の下書きを作成

03

人が決めたこと

  • どの失敗と、どの親方の言葉を載せるか
  • 店と人が特定されない言い換え
  • レシピ48品の選定と、味の表現の最終判断
  • 掲載レシピ全品の作り直しによる分量確認

AIは、材料にない事実を補わない設計です。本文の出来事とレシピの数字は、すべて材料の中にある記録が元になっています。それでもAIの文章から誤りを完全になくすことはできないため、最終確認は著者が行っています。くわしくはAI利用に関する説明をご覧ください。

FORMATS

完成形式

この作例は、紙の本と電子書籍に加えて、英語版の出版パッケージまで作る想定です。

印刷用PDF

B5変形・並製本を想定した入稿データ。レシピページは写真と工程が並ぶ段組みで、塗り足しとノンブルを含みます。

Web閲覧用PDF+EPUB

スマホとPCで読める配布用データ。EPUBでは目次からレシピ一品ずつに飛べます。

GLOBAL EDITION(英語版)

The Quiet Kitchen として再設計した英語圏向けの出版パッケージ。市場向けタイトル・紹介文・言語別表紙を含みます。

この本のような一冊を、あなたの厨房から。

手書きのレシピ帖と仕込みノートが一冊になるなら、あなたの現場の記録も一冊になります。書くことから始めなくて大丈夫です。

このサンプルは制作例として作成した架空の内容です。実在の人物・店舗・団体とは関係ありません。
サンプルに使用している写真は、制作例として生成した画像です。

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