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SCIENCE
プラズマの庭
太陽をつくる科学、はじめの一冊
BOOK://
台所のコンロから、一億度まで。
表紙(制作例)

SAMPLE — 研究・専門書/翻訳

プラズマの庭

太陽をつくる科学、はじめの一冊

帯 — 台所のコンロから、一億度まで。

研究者が一般の読者に向けて英語で書いた入門書『The Plasma Garden』を、日本の読者のために作り直した作例です。数式は最後まで使いません。序章は日本語版のための書き下ろし、巻末には用語解説を追加。このページでは、目次の全部と日本語版の本文冒頭が読めます。

判型
四六判(128×188mm)
推定ページ数
約208ページ(用語解説46語を含む)
完成形式
印刷用PDF/EPUB/Amazon出版用データ
制作期間の目安
約5週間(訳語の確認と序章の再編集を含む)

CONTENTS

この本の目次

序章と巻末の用語解説は、日本語版のために新しく作った部分です。

SAMPLE PAGES

本文サンプル

日本語版の「序章」の全文と、第一章の冒頭です。完成した本と同じ、明朝体・広めの行間の組版で載せています。

序章(全文・日本語版書き下ろし)

序章

日本の読者へ — 庭の入口で

この本は、プラズマという物質の案内書です。難しい本ではありません。数式は、最後まで出てきません。

プラズマと聞くと、遠い実験室の話に聞こえるかもしれません。でも、あなたは今日すでにプラズマを見ています。台所のコンロの炎の縁、街の看板のネオン、夕立の稲妻。あれはみんな、プラズマの仲間です。物質は氷から水、水から湯気へと姿を変えますが、その先にもうひとつ状態があります。気体をさらに熱していくと、原子が電子を手放し、光を放つ「第四の状態」に変わる。それがプラズマです。

大型の実験装置の丸い覗き窓の奥で、青白い光が灯っているところ
装置の窓から見えるのは、ほんの一瞬の光。

原題は The Plasma Garden、「プラズマの庭」といいます。妙な題だと思われるかもしれません。私は三十年あまり、プラズマを閉じ込める研究をしてきましたが、この仕事はいつも庭の手入れに似ていると感じてきました。プラズマは、放っておくと形を崩して逃げ出します。囲いを作り、様子を見て、少しずつ手を入れる。思いどおりにはならないけれど、手をかけた分だけ応えてくれる。庭とは、そういうものだと思います。

この日本語版のために、序章は最初から書き直しました。原著の序章は、私の住む町で起きた停電の夜の話から始まるのですが、日本の読者には少し遠い話だからです。巻末には、翻訳にあたって迷った言葉を中心に、小さな用語辞典を付けました。本文で分からない言葉に出会ったら、いつでもそこへ寄り道してください。

準備は、これで十分です。それでは、庭の入口からご案内します。

3プラズマの庭

第一章(冒頭・章扉つき)

青い照明に照らされた夜の実験棟。金属の装置と配管、束ねたケーブルが並ぶ

第一章

物質の第四の状態

夜の実験棟。装置は静かに冷えていく。

氷を温めると水になり、水を温めると湯気になります。では、湯気をさらに温め続けると、どうなるのでしょうか。

答えは「ばらばらになる」です。ただし、壊れてなくなるのではありません。もっと自由な姿に変わるのです。水蒸気の温度を数千度まで上げていくと、分子は原子に分かれ、原子はやがて電子を手放します。電気を帯びた粒たちの集まり — これがプラズマです。固体、液体、気体に続く「物質の第四の状態」と呼ばれます。

第四、というと珍しいものに聞こえますが、実は逆です。夜空を見上げてください。星はすべて、燃えるガスの球、正確に言えばプラズマの球です。宇宙で目に見える物質のほとんどは、プラズマの状態にあります。固体の大地の上で液体の水を飲んで暮らす私たちのほうが、宇宙では少数派なのです。

身近なところにも、プラズマは隠れています。蛍光灯やネオンサインが光るのは、管の中の薄いガスがプラズマになっているからです。雷は、空気が一瞬だけプラズマの通り道に変わる現象です。オーロラは、太陽から飛んできた粒が、空の高いところの薄い大気を光らせたもの。ろうそくの炎のいちばん明るい部分にも、ごく弱いプラズマの性質があります。

では、なぜ研究者はわざわざプラズマを作り、閉じ込めようとするのでしょうか。理由のひとつは、太陽にあります。太陽は、水素のプラズマ同士がぶつかって融け合う「核融合」という反応で、四十六億年のあいだ燃え続けてきました。同じ反応を地上で起こせれば、海の水にも含まれる燃料から、長く使える大きなエネルギーが取り出せます。

ただし、条件がひとつあります。地上には太陽ほどの重力がないため、反応を起こすには一億度を超える温度が必要なのです。一億度。どんな鍋も、どんな金属も、触れれば溶けるどころか蒸発します。だから、触れずに閉じ込める囲いが要ります。その囲いの正体が、目に見えない磁場です。

庭に垣根を立てるように、磁場の垣根でプラズマを囲う。この本の残りの章は、その垣根の作りかたと、庭の手入れの話です。まずは囲いの話の前に、プラズマがどんな性格の持ち主なのかを、もう少しだけ見ておきましょう。

— 第一章の冒頭はここまで。この続きは、完成した本の形でお読みいただけます —

プラズマの庭15

第三章の図版ページ

曲線や円が白いチョークで幾重にも描かれた緑の黒板を、斜めから見たところ
第三章 一億度が必要な理由黒板は、いまでもいちばん速い道具だ。

CROSS-BORDER

英語原著から、日本語版ができるまで。

翻訳して終わり、ではありません。日本の読者が最初のページでつまずかないように、序章と巻末を作り直しています。詳しくは海外出版(GLOBAL)へ。

POPULAR SCIENCE
The Plasma
Garden
A Gentle Introduction to the Fourth State of Matter
BOOK://
英語原著
翻訳・科学
プラズマの庭
太陽をつくる科学、はじめの一冊
BOOK://
日本語版
  • 序章は翻訳ではなく、書き下ろしに差し替え。原著は著者の町の停電の夜から、日本語版は台所のコンロから始まります。
  • 巻末に「用語の小さな辞典」46語を追加。原著にはない、日本語版だけの章です。
  • 本文のたとえと図版のキャプションを、日本の読者に馴染む形に置き換え。単位や身近な例も日本の暮らしに合わせます。
  • 書体と組みを、日本語の本として設計し直し。表紙も明朝体の顔に変わります。

HOW IT WAS MADE

どんな材料から作られたか

この作例で想定した材料と、AIと人の分担です。原著の原稿と講義の資料、著者への聞き取りから日本語版になっています。

01

用意した材料

  • 英語原著の完全原稿
  • 講義用のスライドと図版24点
  • 著者へのAIインタビュー(訳語の確認と、日本の読者向けの補足)
  • 原著出版時の紹介文と書評

02

AIがしたこと

  • 全章の翻訳の下訳を作成
  • 専門用語の訳語候補と、用語解説の下書き
  • 日本の読者向けに序章の再構成案を提示
  • 図版キャプションの日本語化

03

人が決めたこと

  • 専門用語の訳語の最終決定
  • たとえ話をどこまで置き換えるかの判断
  • 科学的な記述の最終確認
  • 序章を書き直す範囲と、その内容

AIは、材料にない事実を補わない設計です。科学的な記述は、原著の内容と著者による確認が元になっています。それでもAIの文章から誤りを完全になくすことはできないため、最終確認は著者が行っています。くわしくはAI利用に関する説明をご覧ください。

FORMATS

完成形式

この作例は、電子書籍を中心に、紙の本とAmazon出版まで想定しています。

EPUB(電子書籍)

リフロー型の電子書籍データ。用語解説へは本文中からリンクで飛べます。読む人が文字の大きさを変えられます。

印刷用PDF

四六判・並製本を想定した入稿データ。塗り足しとノンブルを含み、印刷所にそのまま渡せます。

Amazon出版用データ

KDP提出用のパッケージ。販売ページ用の紹介文とキーワード候補を含みます。登録は利用者自身のアカウントで行います。

この本のような一冊を、あなたの専門から。

講義ノートと発表資料は、もう本の材料です。そして母語の外にいる読者にも、届けられます。

このサンプルは制作例として作成した架空の内容です。実在の人物・店舗・団体とは関係ありません。
サンプルに使用している写真は、制作例として生成した画像です。

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