← 完成サンプル一覧/週末の商い

BUSINESS
週末の商い
小さな事業、三年の記録
BOOK://
会社員のまま、はじめる。
表紙(制作例)

SAMPLE — ビジネス/記録

週末の商い

小さな事業、三年の記録

帯 — 会社員のまま、はじめる。

会社を辞めずに、週末だけの商いを三年続けた記録です。売上ノートとレシート、AIインタビューの音声から、失敗も数字も隠さずに一冊にまとめました。この作例では、目次の全部と本文の冒頭を実際に読めます。

判型
A5判(148×210mm)
推定ページ数
約120ページ
完成形式
Web閲覧用PDF/印刷用PDF/EPUB
制作期間の目安
約3週間(AIインタビュー6回を含む・週末の作業のみ)

この作例をBOOK://の書き出し機能で実際にPDFにしたものです。

CONTENTS

この本の目次

SAMPLE PAGES

本文サンプル

「はじめに」の全文と、第一章の冒頭です。完成した本と同じ、明朝体・広めの行間の組版で載せています。

はじめに(全文)

はじめに

会社員のまま、商いを始める

会社は、辞めていません。いまも平日は会社員として働き、週末だけ小さな商いを続けています。この本は、その三年間の記録です。

扱っているのはコーヒー豆です。土曜の朝に自宅の一角で焙煎し、日曜に近所の朝市と、月に二度の間借りの店で売る。それだけの、本当に小さな商いです。従業員はいません。店舗も持っていません。開業にかかったお金は二十八万円。三年目の売上は年間でおよそ百十万円、手元に残るのは月に三万円ほどです。

夜の木のテーブルで、クラフト紙の小包を手で包んでいるところ。となりに段ボール箱と麻ひもが置かれている
夜の食卓が、そのまま作業台になる。梱包は平日の夜にまとめて。

先に言っておきたいのは、これは成功者の本ではない、ということです。会社を辞めて年商一億、という話はここには出てきません。その代わり、月三万円の商いを三年続けると何が起きるのかを、数字も失敗も隠さずに書きました。最初の仕入れで在庫を抱えた話。値づけを間違えて、売るほど赤字になった月の話。それでも辞めなかった理由。

書こうと思ったきっかけは、同僚の一言でした。「自分も何か始めたいけれど、何から手をつければいいか分からない」。三年前の私と、まったく同じ言葉だったからです。あのとき、こういう小さくて正直な記録が一冊あれば、私はもっと早く、もっと気楽に始められたと思います。

だからこの本は、これから始める人のために書きました。大きな決断はいりません。会社を辞める必要も、借金をする必要もありません。必要なのは、週末の数時間と、小さく始める勇気だけです。

三年分のノートとレシートを机に広げて、この本を作りました。どこにでもある話です。でも、どこにでもある話だからこそ、あなたの役に立つと思っています。

3週末の商い

第一章(冒頭)

リネンのテーブルクロスの上に広げた罫線ノートとペン、小さな電卓を真上から見たところ
売れた理由と売れなかった理由を、その週のうちに書く。

第一章

きっかけは一枚のレシート

始まりは、一枚のレシートでした。

三年前の一月、正月休みの最後の日に、膨らんだ財布の中身を机に空けて、レシートを一枚ずつ並べたことがあります。家計の見直しという、ごくありふれた作業です。その中に、行きつけの自家焙煎の店のレシートがありました。コーヒー豆二百グラム、千六百二十円。

驚いたのは金額ではありません。枚数でした。同じ店のレシートが、ひと月分の財布の中に三枚あったのです。計算すると、私は豆代だけで月にほぼ五千円を使っていました。年間で六万円。それだけ払っても惜しくないほど、その店の豆はおいしかった、ということでもあります。

そのとき、ふたつのことを同時に思いました。ひとつは「コーヒーには、これだけ払う人がいる」ということ。もうひとつは「自分で焙煎できたら、いくらになるのだろう」という単純な疑問です。

調べてみると、焙煎する前の生豆は、一キロ千五百円ほどから買えることが分かりました。焙煎すると水分が飛んで二割ほど軽くなりますが、それでも二百グラムあたりの原価は四百円に届きません。もちろん、ここには手間も道具代も入っていません。それでも、あの千六百二十円との差は、素人の目には十分に大きく見えました。

いま思えば、この計算はずいぶん甘いものです。焙煎に失敗して捨てた豆、袋代、保健所への相談、朝市の出店料。商いを始めてから、原価の外側にあるお金を数えきれないほど知ることになります。それはこの先の章で書きます。

ただ、あの晩の甘い計算が、私を動かしたのは確かです。翌週、私は手廻しの焙煎器を八千円で買いました。会社帰りの電車で、焙煎の入門書を読みました。家族には「趣味がひとつ増えた」とだけ言いました。まさかそれが、三年続く商いになるとは、自分でも思っていませんでした。

最初の焙煎は、見事に焦げました。台所が煙だらけになり、換気扇を回しながら、焦げた豆を一粒かじって、それでも私は妙にうれしかったのを覚えています。

— 第一章の冒頭はここまで。この続きは、完成した本の形でお読みいただけます —

週末の商い13

第二章の写真ページ

かごや小さな器がぎっしり並んだ、朝の市場の露店
第二章 最初の仕入れ、最初の失敗旅先の市場。手のひらに載る大きさのものだけを選ぶ。

HOW IT WAS MADE

どんな材料から作られたか

この作例で想定した材料と、AIと人の分担です。書き上げた原稿からではなく、手元のメモと音声から一冊になっています。

01

用意した材料

  • 売上と仕入れを記録したノート3冊(スマホのメモを含む)
  • レシートと帳簿の写真 約200枚
  • AIインタビュー6回分の音声(1回約30分)
  • 朝市と間借りの店先の写真

02

AIがしたこと

  • 音声を文字にし、出来事を時系列に整理
  • 章立ての案を3つ提案
  • 数字のメモを月別の表に整理
  • 話した言葉をもとに、全章の下書きを作成

03

人が決めたこと

  • どの失敗まで書くか
  • 店名・地名・取引先が特定されない言い換え
  • タイトルと帯の言葉
  • 最終的な文章の手直しと事実の確認

AIは、材料にない事実を補わない設計です。本文の出来事と数字は、すべて材料の中にある記録が元になっています。それでもAIの文章から誤りを完全になくすことはできないため、最終確認は著者が行っています。くわしくはAI利用に関する説明をご覧ください。

FORMATS

完成形式

この作例は、PDF・印刷・EPUBの三つの形で書き出す想定です。

Web閲覧用PDF

スマホとPCで読める配布用データ。このページの「見本PDF」はこの形式で書き出したものです。

印刷用PDF

A5判・並製本を想定した入稿データ。塗り足しとノンブルを含み、印刷所にそのまま渡せます。

EPUB(電子書籍)

リフロー型の電子書籍データ。読む人が文字の大きさを変えられます。

この本のような一冊を、あなたの材料から。

売上ノートとレシートが一冊になるなら、あなたのメモも一冊になります。書くことから始めなくて大丈夫です。

このサンプルは制作例として作成した架空の内容です。実在の人物・店舗・団体とは関係ありません。
サンプルに使用している写真は、制作例として生成した画像です。

著作権について

BOOK://(J-Catalyst)に掲載している文章・写真・図版・デザイン・データおよびシステムの著作権は、合同会社J-Catalystまたは正当な権利者に帰属します。著作権法で認められた範囲を超えてのご利用は、事前の許諾が必要です。

引用・紹介・取材・転載・共同企画・データやシステムのご利用をご希望の場合は、お問い合わせよりご相談ください。内容をうかがったうえで、可能な形をご案内します。

ご相談・お問い合わせ

Copyright for all text, images, design, data and systems on this site belongs to J-Catalyst LLC or the respective rights holders. Use beyond what is permitted by copyright law requires prior permission. For quotation, coverage, republication, collaboration, or use of our data and systems, please contact us.

© 2026 J-Catalyst LLC(合同会社J-Catalyst) All rights reserved. — 2026-08-04b