木造の共同浴場の入口
写真情報

東北 · 温泉地

鳴子温泉

なるこおんせん · Naruko Onsen

宮城県 · 大崎市

パスポートに保存

正式分類

泉質(療養泉の分類)

正式な泉質名(資料の記載)温泉郷全体で硫黄泉・硫酸塩泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉・単純温泉・含鉄泉・酸性泉がそろう(無いのは二酸化炭素泉・含よう素泉・放射能泉)⁠。滝の湯: 酸性含明礬・緑礬-芒硝硫化水素泉(酸性)/早稲田桟敷湯: 含食塩・芒硝-硫黄泉(中性)

源泉温度
未確認
pH
2.9–6.6
湧出量
未確認
ラドン
含まない

見た目・感触

湯の色 · 肌触り

色が変わる

色・肌触りは資料や⁠施設の説明に明記のあるものだけ。日や⁠浴槽によって変わります。

この温泉らしさ

療養泉10種のうち7種がひとつの温泉郷に。駅前の共同浴場「滝の湯」は300円、下駄を鳴らして湯めぐりへ。
なぜ?

観光協会は鳴子温泉郷に無い泉質を二酸化炭素泉・含よう素泉・放射能泉の3種と⁠記し(残り7種がそろう)⁠、滝の湯は大人300円・7:30〜21:00。Wikipediaは各旅館に貸し出し用の下駄があると⁠記す。[1][2][3]

この温泉地の施設

施設は台帳(Wikipedia・OpenStreetMap・公式サイト)から集めたもの。「天然温泉か未確認」の印があるものは、名前だけが根拠です。

共同浴場 · 営業中

滝の⁠湯(共同浴場)

日帰り入浴
あり
料金
300円確認日 2026-10-09
営業時間
7:30–21:00確認日 2026-10-09
浴槽1
種類男女源泉浴槽温度かけ流し加水加温循環消毒
内湯男女別滝の⁠湯未確認未確認[3][2]未確認[3][2]未確認[3][2]未確認[3][2]未確認[3][2]
共同浴場 · 営業中

鳴子・早稲田桟敷湯(共同浴場)

日帰り入浴
あり
料金
660円確認日 2026-10-09
営業時間
9:00–21:30確認日 2026-10-09
浴槽2
種類男女源泉浴槽温度かけ流し加水加温循環消毒
内湯男女別早稲田桟敷湯未確認未確認[3]未確認[3]未確認[3]未確認[3]未確認[3]
貸切風呂未確認早稲田桟敷湯未確認未確認[3]未確認[3]未確認[3]未確認[3]未確認[3]

行き方

公共交通で行ける

JR陸羽東線・鳴子温泉駅のすぐ前が温泉街。仙台から東北新幹線で古川へ約15分、古川から陸羽東線で約45分。山形側からは新庄駅から約60分。車は東北道・古川ICから国道47号で約28.5km。

行き方
鳴子温泉駅(JR陸羽東線) · 5
季節の楽しみ
鳴子峡の紅葉期(2026年は10/26〜11/8)⁠に臨時バス「紅葉号」運行
確認日
2026-10-09

お湯のはなし

鳴子の特徴は湯の種類の多さです。湯元・新屋敷の狭い範囲にアルカリ性と⁠酸性の源泉が隣り合って湧き、観光協会は温泉郷全体で二酸化炭素泉・含よう素泉・放射能泉以外の7種がそろうと⁠しています。地下から上がるナトリウム・塩化物主体のアルカリ性の熱水が本流で、中心から離れるほど酸性の硫酸塩型、中性の炭酸水素塩型へ移ると⁠説明されます。滝の湯はpH2.9の酸性で硫黄の匂い、早稲田桟敷湯はpH6.6の中性と、歩いて数分の二つの共同浴場で全く違う湯に入れます。色は源泉ごとに異なり、Wikipediaは緑色を挙げています。

適応症(分析書の掲示)

観光協会は環境省資料(2014年7月改訂)⁠に基づく泉質別・一般的適応症の表を掲載。硫黄泉: アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症/塩化物泉・硫酸塩泉: きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症など

適応症は温泉分析書に基づく公的な表示で、治療効果の保証ではありません。感想とは区別しています。

源泉源泉温度pHラドン確認日
滝の⁠湯未確認2.9未確認確認日なし
早稲田桟敷湯未確認6.6未確認確認日なし

見逃したくない3つ

木造の共同浴場の入口
写真情報
01

共同浴場「滝の湯」

湯元、温泉神社の⁠下(鳴子温泉駅から徒歩数分) 温泉神社の御神湯と⁠される古い共同浴場。青森ヒバの浴槽に木樋から源泉が滝のように注ぐ。酸性含明礬・緑礬-芒硝硫化水素泉、pH2.9、硫黄の香り。大人300円・小人100円、7:30〜21:00(最終受付20:30)⁠。シャワーなし。「滝の湯保存会」が管理。

東北の共同浴場文化を300円で体験できる。地元の人の世間話の場でもある。[2][3]

黄色い壁の現代的な共同浴場
写真情報
02

早稲田桟敷湯

新屋敷(駅から徒歩圏) 1948年に早稲田大学理工学部⁠の学生7人がボーリング実習⁠で掘り当てた源泉を使う共同浴場。1998年に同大の石山修武教授の設計で全面改築された黄色いモダンな建物。大人660円、9:00〜21:30。貸切露天風呂は別料金(1,100円/50分)⁠。

学生の実習が町の湯になった、鳴子ならではの一軒。[3][2]

こけし人形の形をした電話ボックス
写真情報
03

こけしの町を下駄で歩く

鳴子温泉駅前〜滝⁠の湯の温泉街 鳴子は土湯・遠刈田と⁠並⁠ぶ三大こけし発祥⁠の地。こけしポスト、こけし電話ボックス、高さ6mの巨大こけしが通りに立つ。「下駄も鳴子」を合言葉に各旅館と⁠駅の観光案内所が下駄を貸し出す。駅前には足湯と⁠手湯。

温泉街を歩くこと⁠自体が目的になる、数少ない町。[2]

この温泉の⁠話

奥州三名湯

鳴子は飯坂・秋保とともに「奥州三名湯」に数えられ、国民保養温泉地でもある。源義経の子の産湯に使われ、泣き声から「啼子(なきこ)⁠」⁠と呼ばれたのが名の由来と⁠いう伝承がある。江戸時代の文化・文政期には仙台領内で最も繁盛した湯治場で、湯治客の大半は農閑期に来る仙台領の農民だった。7日間を「一廻り」と⁠数え、二廻り三廻りと⁠滞在し、みな自炊だった。[2]

こけしと⁠木地師

鳴子には百余軒の家があり、挽物・曲物・漆器を売る店が並び、周辺の川渡や⁠赤湯に来た湯治客も土産を買いに来た。木地師が湯治客の子どもの土産に作った人形がこけしで、鳴子は土湯・遠刈田と⁠並ぶ三大発祥地。「こけしの蒐集は鳴子にはじまり鳴子におわる」と⁠言われる。首を回すと⁠音が鳴る鳴子こけしは、いまも温泉街の工人の店で作られている。[2]

学生が掘った⁠湯

1948年、早稲田大学理工学部土木工学科⁠の7人の学生がボーリング実習⁠で源泉を掘り当て、それが共同浴場「早稲田湯」になった。1998年に同大建築学科の石山修武教授の設計で全面改築され、「早稲田桟敷湯」として黄色い外観の建物に生まれ変わった。滝の湯の木樋と⁠並べると、鳴子の湯の歴史の両端が数分の距離で見られる。[2][3]

一人で行く

一人で行きやすい未確認
週末・繁忙期の制限未確認
夕食をとれる場所観光協会は温泉街に食事処・土産店が多いと⁠記す。温泉たまご工房⁠もある
貸切風呂あり

確認日 2026-10-09

季節の楽しみ

おすすめの⁠月

営業している⁠月

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

「おすすめ」と⁠「営業」は別に記録しています。季節営業は期間を⁠確かめてください。

10月 · 11月 — 鳴子峡⁠の紅葉。臨時バス「紅葉号」

9月 — 温泉神社⁠で献湯式(源泉の所有者が湯を奉納)

4月 · 5月 — 川渡温泉⁠の河川敷の菜の花と⁠桜、鳴子峡の新緑

12月 · 1月 · 2月 · 3月 — 雪。鬼首の「すぱ鬼首の湯」は11月中旬〜4月下旬休業

食・文化・体験

実際に行ける⁠・申し込める

鳴子こけし

首を回すと⁠キュッと⁠鳴る鳴子系こけし。土湯・遠刈田と⁠並ぶ三大発祥地。温泉街に工人の店と⁠巨大こけし[2][1]

温泉街
実際に行ける⁠・申し込める

鳴子峡

紅葉の名所。中山平温泉側からもアクセスがよい[1][4]

鳴子温泉から紅葉期は臨時バス
実際に行ける⁠・申し込める

温泉郷5地区の湯めぐり

鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首の5地区。中山平「しんとろの湯」はpH9.3のとろりと⁠した湯、川渡共同浴場はうぐいす色の硫黄泉。⁠湯めぐりチケットあり[3][1]

陸羽東線の駅から各地区へ、または市営バス
実際に行ける⁠・申し込める

温泉たまご工房

温泉街にある、湯で卵をゆでる場所[5]

温泉街

編集部の案内

鳴子温泉駅で下駄を借り、滝の⁠湯(300円、酸性・硫黄)→早稲田桟敷湯(660円、中性)⁠の順に入って湯の違いを体で覚える。こけしの店を⁠のぞき、温泉たまごを食べる。時間があれば陸羽東線で中山平の「しんとろの湯」へ、秋は鳴子峡へ。

上の「編集部の案内」は編集部が資料をもとに書いたもので、訪問者の感想ではありません。

訪問者レビュー

まだ投稿はありません。投稿基盤の準備中のため、架空のレビューや⁠評価点は表示していません。

レビュー投稿は準備中です。訪問日・施設・お湯や⁠景色の感想・写真・投稿言語・通報を備えた形で公開します。

近くの温泉地

未確認・注意

  • 選定理由の「9種」「滑津の湯」は確認できず。観光協会は温泉郷で7種(無いのは3種)とし、共同浴場は「滝の湯」。記事は協会の記述に合わせた
  • 各源泉の温度・かけ流し等の掲示、タトゥーの扱いは未確認
  • 歴史・こけし・下駄貸し出し・早稲田の経緯はWikipedia(CC BY-SA)⁠の記述
  • 宿の一人泊は未確認

出典

  1. 温泉 | 鳴子温泉郷観光協会鳴子温泉郷観光協会 · 2026-10-09
  2. 鳴子温泉 - Wikipedia(日本語版)Wikipedia · 2026-10-09
  3. 共同浴場・日帰⁠り入浴 | 鳴子温泉郷観光協会鳴子温泉郷観光協会 · 2026-10-09
  4. 交通・アクセス | 鳴子温泉郷観光協会鳴子温泉郷観光協会 · 2026-10-09
  5. Wikimedia Commons: Category:Naruko Onsen(温泉たまご工房⁠の写真記述)Wikimedia Commons · 2026-10-09

台帳の材料

掲載の状況

名称・所在地掲載済み位置掲載済み泉質掲載済み写真掲載済み施設掲載済み訪問情報(確認日つき)掲載済み編集部記事掲載済み

更新 2026-10-09

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