GIS・IMSMA(地雷対策情報管理システム)
地雷汚染の記録・地図化・分析を行う情報管理の仕組みです。IMSMAは1998年にETHチューリッヒとGICHDが開発し、カンボジアを含む40か国以上に導入された世界標準のシステムで、GIS(地理情報システム)を使って汚染状況を可視化します。
用途
どこが汚染され、どこまで除去が終わったかをデータベースと地図で一元管理し、除去の優先順位づけや政府・団体間の情報共有に使われます。HALO Trustも全世界の事業で除去済み区域を1m以内の精度で地図化する共通システムを運用しています。
特徴
最新版のIMSMA CoreはEsri社を中心とするGISツールを活用し、汚染データの収集・分析・リアルタイムの可視化を行います。各国プログラムの運用や報告の要件に合わせて構成できる柔軟な仕組みです。
メリット
長年の調査・除去の記録を一つのデータ基盤にまとめることで、証拠にもとづいた意思決定ができます。GICHDによると、効果的で安全な情報管理ツールは地雷対策の活動改善に決定的な役割を果たします。
課題
システムを使いこなす人材の育成が欠かせず、GICHDはeラーニングや管理者研修を提供しています。過去の紙の記録や団体ごとのデータを統合する作業にも時間がかかります。