地雷対策の技術
地雷の探知と除去には、昔ながらの金属探知機から、動物の嗅覚、ドローンやAIまで、さまざまな技術が使われています。 どの技術にも得意なこと・苦手なことがあり、組み合わせて使われています。
探知
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金属探知機(手作業除去)
地雷除去の最も基本的な道具です。除去員が探知機で地中の金属反応を調べ、反応があった場所を慎重に確認して地雷や不発弾を取り除きます。カンボジアではCMAC・HALO Trust・MAGなどの手作業除去チームが日々使用しています。
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ALIS(地中レーダー併用型地雷探知機)
東北大学の佐藤源之教授が開発した日本製の地雷探知機です。金属探知機と地中レーダー(GPR)を組み合わせたデュアルセンサーで、金属探知機が捉えた地中の物体をレーダーで画像化し、画面で確認できます。JICAの協力によりCMACで長年活用されています。
動物による探知
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地雷探知犬(MDD)
優れた嗅覚で地雷や不発弾を探し出すよう訓練された犬です。CMACは専用のドッグセンターで繁殖から訓練まで一貫して行っており、MAGも現地で訓練した探知犬をカンボジアの除去現場で活用しています。
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探査ネズミ(アフリカオニネズミ/HeroRAT)
ベルギー発祥のNGO・APOPOが訓練するアフリカオニネズミです。優れた嗅覚で地雷の爆発物のにおいを探知します。体重1〜1.3kgと軽く、探査中に地雷を作動させる心配がないのが大きな特徴で、カンボジアではCMAC・MAGと連携して活動しています。
重機・機械
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ブラッシュカッター(灌木除去機)
地雷原の探査に先立って草木や灌木を刈り払う機械です。かつてカンボジアでは樹木の伐採が除去作業全体の時間の約7割を占めていましたが、日本の無償資金協力で供与された灌木除去機によって機械化され、除去のスピードと安全性が大きく向上しました。
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地雷除去ロボット「DMR」
日本の株式会社IOSがカンボジアでの活用を想定して開発した遠隔操作式の掘削ロボットです。除去員が15m以上離れた安全な場所から操作し、空気圧を使って地面を掘り起こします。JICAの中小企業支援事業を通じてCMACとの実証が行われました。
ドローン・衛星
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ドローン(無人航空機)による調査
上空から地雷原の様子を調べる無人航空機です。HALO TrustはLiDARやマルチスペクトルセンサーを積んだドローンで危険地域の特定を進めており、GICHDも空中からの遠隔探査を地雷対策の重要な発展分野と位置づけています。
AI・データ
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GIS・IMSMA(地雷対策情報管理システム)
地雷汚染の記録・地図化・分析を行う情報管理の仕組みです。IMSMAは1998年にETHチューリッヒとGICHDが開発し、カンボジアを含む40か国以上に導入された世界標準のシステムで、GIS(地理情報システム)を使って汚染状況を可視化します。
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AI・衛星画像解析
人工知能と衛星画像を使って、地雷汚染の疑いがある地域をより正確に絞り込む新しい技術です。GICHDのイノベーション会議2025では、CMAC・JICA・NEC Laboratories Europeによるカンボジアでのパイロット研究が受賞し、注目を集めました。