ALIS(地中レーダー併用型地雷探知機)
東北大学の佐藤源之教授が開発した日本製の地雷探知機です。金属探知機と地中レーダー(GPR)を組み合わせたデュアルセンサーで、金属探知機が捉えた地中の物体をレーダーで画像化し、画面で確認できます。JICAの協力によりCMACで長年活用されています。
用途
金属反応があった物体の形を画面上の画像で確かめることで、地雷なのか単なる金属片なのかの判断を助けます。CMACの現場で使用されるほか、2023年1月にはウクライナ非常事態庁(SESU)の専門家8名がカンボジアでALISの操作研修を受けました。
特徴
ALISは「Advanced Landmine Imaging System」の略で、金属探知機と地中レーダーの機能を併せ持ちます。レーダーが金属探知機の検出した物体を画像化し、除去員が掘る前に地中の様子を視覚的に把握できるのが特徴です。
メリット
従来の金属探知機はあらゆる金属に反応し、その都度掘って確認する必要がありました。ALISは画像で見分けられるため、開発者の佐藤教授によると従来型よりもはるかに速く効率的な探知が可能です。
課題
操作には訓練が必要で、JICAとCMACは指導者を段階的に育てる研修体系を整えてきました。カンボジアで確立したこの運用ノウハウを、ウクライナなど他の地雷汚染国へ伝える取り組みが進んでいます。