レモンの木と多々羅大橋

せとだを⁠知る

海と斜面と⁠光の⁠島。

広島県尾道市瀬戸田町。瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ生口島と高根島が、せとだレモンのふるさとです。

写真: J-Catalyst

場所

日本、広島、尾道、そして瀬戸田へ。

  1. 01

    日本

    本州の西、瀬戸内海。

  2. 02

    広島県

    レモンの収穫量が全国で最も多い県。

  3. 03

    尾道市

    本州と⁠四国を橋で結ぶ「しまなみ海道」の⁠起点。

  4. 04

    瀬戸田町(生口島・高根島)

    しまなみ海道の途中、多々羅大橋のたもと。

東京広島県
Natural Earth
生口島高根島因島大三島伯方島大島向島岩城島生名島弓削島佐木島しまなみ海道本州(尾道・三原)四国(今治)レモン谷(垂水)多々羅大橋
© OpenStreetMap contributors
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風土

温暖で、雨が少なく、水はけが⁠良い。

JAひろしまの産地資料では、生口島と高根島は温暖で雨が比較的少なく、土壌の大部分は水はけの良い花こう岩と紹介されています。島の半分は急な斜面。海からの照り返しを受ける段々の畑で、かんきつが育ちます。

生口島の⁠周囲
28km14
高根島の⁠周囲
12km14
2島の⁠面積
32.45km²14
急傾斜地の⁠割合
50%14
年平均気温(JA資料記載値)
15.5℃15
年平均降水量(JA資料記載値)
1,058.8mm15
海へ下る斜面のレモン畑 写真: J-Catalyst
海へ向かって下る斜面のレモン畑。瀬戸田。

産地の⁠物語

一度は消えかけ、もう一度植えた。

「国産レモン発祥の地」の石碑と多々羅大橋 写真: J-Catalyst
「国産レモン発祥の地」の石碑。奥は多々羅大橋。瀬戸田町垂水。
01

レモン谷から

瀬戸田のレモン栽培は明治時代から行われていたとも言われます。産地づくりが本格的に始まったのは昭和2年(1927年)⁠。垂水地区の一帯はやがて「レモン谷」と呼ばれるようになり、昭和38年(1963年)には約900トンを生産する、当時日本一のレモン産地になりました。16

02

輸入自由化

昭和39年(1964年)⁠、レモンの輸入が自由化されます。国産レモンは大きな打撃を受け、生産者は木を伐り、園地のほとんどが姿を消しました。17

レモンを収穫する生産者 写真: J-Catalyst
レモンを収穫する生産者。瀬戸田。
03

もう一度、植える

その後、国産レモンの価値が見直されます。瀬戸田では農協が中心と⁠なり、島を挙げて1戸が1アールずつレモンを植える運動を進めました。産地は復活し、いまでは皮まで食べられるレモンをめざす栽培が続いています。17

多々羅大橋から見た生口島。海沿いの道と、斜面の柑橘畑。
04

一年じゅう届ける

秋から春の露地、鮮度保持フィルムで包んで冷蔵する貯蔵、そして夏のハウス。3つをつないで、一年を通してレモンを届ける体制が整えられました。1213

せとだレモンのあゆみ

JAひろしま「令和8年せとだの柑橘」をもとに⁠作成。

  1. レモンの商業栽培が始まる。16

  2. 「レモン谷」として産地化。16

  3. 生産が約900トンの規模に。16

  4. レモンの輸入自由化。産地は大きな打撃を受ける。17

  5. 光⁠センサー選果機を⁠導入。20

  6. 第8回環境保全型農業推進コンクールで優秀賞。20

  7. 広島県の特別栽培農産物認証を取得。2

  8. 光⁠センサー選果機を⁠更新。20

  9. せとだエコレモングループが第62回農林水産祭で天皇杯を⁠受賞。19

名前のちが⁠い

「せとだレモン」と「せとだエコレモン®」

01

せとだレモン

尾道市瀬戸田町(生口島・高根島)⁠で育ち、JAひろしまのせとだ選果場から出荷されるレモンの呼び名と⁠して、このサイトで使っています。

02

せとだエコレモン®

そのうち、広島県の特別栽培農産物認証を受けたレモン。ひろしま農業協同組合の登録商標です。「エコ」は有機認証を意味する言葉ではありません。12

お⁠取り扱いできる区分や⁠規格は、時期によって変わります。ご相談の際にご案内します。

栽培

皮まで使うための、栽培と⁠管理。

01

特別栽培という⁠制度

特別栽培農産物は、その地域でふつうに行われている栽培にくらべ、化学合成農薬(節減対象農薬)⁠の使用回数と化学肥料の窒素成分量を、どちらも5割以下に減らして育てた農産物です。せとだエコレモン®は平成20年(2008年)から、広島県の認証を受けています。農薬を使わないという意味ではなく、有機JASとも別の制度です。2

02

防カビ剤・ワックス不使用

JAひろしまのパンフレットは、せとだエコレモン®を「防カビ剤やワックスも不使用」と紹介しています。皮を削る、漬ける、煮る。皮を使う料理を考えるときの、ひとつの手がかりになります。1

03

GAPへの⁠取組

GAP(農業生産工程管理)⁠は、農産物と作業する人の安全を確かめながら農場を管理する手法です。産地はこの考え方に沿った管理に取り組んでいます。5

数字で見る作り手

120戸

せとだエコレモン®に取り組む生産者

3
374戸

せとだ選果場へレモンを出荷した生産者

4
生口島、多々羅大橋へ上る自転車道と柑橘畑。
令和7年産せとだ選果場レモンの出荷戸数
レモン全体374
せとだエコレモン®(特別栽培)122
広島レモン(一般品)288
施設レモン6

ひとつの生産者が複数の区分に出荷することがあるため、内訳の合計は全体と一致しません。年度がちがう120戸(令和8年度)⁠と122戸(令和7年産)⁠は別の数字です。4

生産者の⁠実績

作り手たちの受賞。

令和5年度(第62回)農林水産祭で、生産者グループ「せとだエコレモングループ」が園芸部門の天皇杯を受賞しました。農林水産祭は、その年の優れた農林水産業の取り組みを表彰する国の行事で、天皇杯は各部門の最高賞です。特別栽培の継続や、流通・商品開発の取り組みが評価されました。19

受賞したのは生産者グループです。

名実ともに国産レモンのトップブランドとして自信と⁠誇りを持って全国に⁠お届けしています。
せとだレモン生産者(平成24年5月のメッセージより⁠)JA-BOOK

形と⁠商品開発

ひと⁠切れで、テーブルが華やぐ。

ハートレモン®とスターレモン®は、実が小さいうちに型枠をはめて育てたレモン。輪切りにすると、ハートや⁠星の形が現れます。グラスのふちに、デザートの皿に、祝いの席に。産地では、エコレモンを使った加工商品も数多く生まれています。

規格と販売条件は窓口へおたずねください。2122

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SETODA LEMON

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料理、ドリンク、菓子、加工原料。用途と⁠時期をうかがい、産地とつなぎます。まずはお気軽にご連絡ください。

沼﨑 宏祥(ぬまざき・ひろよし)
J-Catalyst/東日本放送

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平日 10:00〜17:00(日本時間)