Owner's net and annual cash flow

馬主の手取りと⁠年間収支

賞金がゼロでも、いくら用意すればよいか。

購入額、維持費、持分、出走回数と⁠着順を入れると、「購入した年に必要な現金」「翌年以降の年間の持ち出し」「賞金がゼロでも必要な資金」が出ます。月ごとの残高から、どの月に資金を用意するかも見えます。

東京競馬場のパドックで曳かれる競走馬
東京競馬場のパドック。2017年5月。 写真: Chabata⁠ k⁠ / CC BY-SA 4.0

01 — Rules of the calculation

計算の約束

馬全体の賞金等収入
着順賞金⁠ + 支給条件を満たす手当・奨励金
馬主側の分配原資
賞金等収入⁠ − 項目別の規定控除・進上金等
本人の受取
分配原資⁠ × 持分⁠ − 本人固有の控除
年間の持ち出し
本人が負担する馬単位の費用⁠ × 持分⁠ + 本人固有の会費等⁠ − 本人の受取
購入年の持ち出し
(購入代⁠ + 取得諸費用)⁠ × 持分⁠ + 年間の持ち出し。購入代と⁠取得諸費用は初年度に一度だけ足す
賞金がゼロでも必要な資金
費用⁠ × 持分⁠ + 会費等(購入年はさらに購入代を足す)

02 — Calculator

試算する

金額はすべて万円。入力を変えると、その場で結果が変わります。

例を入れる⁠:
馬と⁠購入
1年の費用
出走と⁠賞金
控除
  • 購入年に必要な現金—
  • 翌年以降の年間の持ち出し—
  • 賞金がゼロでも必要な資金(年)—
  • 同・購入年—
馬全体の賞金等収入
—
控除後の分配原資
—
本人の受取
—
本人が負担する年間費用
—
本人が負担する購入代と⁠諸費用
—
持分
—
出走と⁠勝利
—
残高が最も低い⁠月
—

月ごとの残高(購入年)

在厩の月を年の初めから並べ、出走は在厩の月に均等に割り振っています。賞金と⁠手当は出走した月に入る前提です。実際の入金日は主催者の規定によります。

月状態出走支出収入残高
1—————
2—————
3—————
4—————
5—————
6—————
7—————
8—————
9—————
10—————
11—————
12—————

「JRAの目安で」は、1歳せりの中間価格616万円、預託料月70万円、1勝クラスの1着820万円と2着330万円、特別出走手当55万円を入れた例です。休養中の月額と⁠取得諸費用は仮の値です。進上金を手当にかけるかどうかは厩舎との契約によります。

03 — Four test cases

計算テスト用の仮想例

円建てで全額を仮定します。1頭の購入代120万円、年の維持費240万円、1着の賞金100万円、出走手当5万円/走。控除は着順賞金だけに20%、手当は全額配分。会費・税などはゼロ、購入以外の初期費もゼロ。この表の条件は、どの実在の競馬場の制度も表しません。

シナリオ馬主側の受取年間の持ち出し購入年の持ち出し
単独・休養で出走ゼロ0万円240万円360万円
単独・8走、着順賞金ゼロ40万円200万円320万円
単独・8走、1勝120万円120万円240万円
10%共有・8走、1勝12万円12万円24万円

シナリオのあいだでは年の維持費を固定し、収入の差だけを検算しました。単独・8走1勝なら、手当40万円と⁠控除後の賞金80万円で受取120万円。手当を二重に足していないことも確かめています。上のボタンから同じ条件を入れると、同じ数字が出ます。

04 — Distribution

通常戦を走る一頭の分布

平均だけでは一頭の実感に届きません。地域・世代ごとに、出走頭数、賞金ゼロの割合、年間獲得額の中央値と⁠四分位、収益の集中度を並べるのが目標です。

11,923頭2025年にJRAで出走した⁠馬
約1,040億円2025年にJRAが支払った賞金等の総額
約872万円出走1頭あたりの年間平均(JRA公式の参考値)

登録馬全体と⁠出走馬だけの分母は分けます。上の数字は出走した馬だけの平均です。賞金ゼロの割合、中央値と⁠四分位、高額馬への集中度は、馬ごとの年間獲得額の表が取れた地域から順に載せます。現時点では未取得です。費用が分からない地域は収入だけを載せます。

3勝クラスの出走馬がパドックを周回する
4歳以上3勝クラスのパドック。東京競馬場、2024年5月。 写真: nakashi from Chofu, Tokyo, JAPAN⁠ / CC BY-SA 2.0

05 — Sources

出典

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