現地取材 07

舞妓文化を支える着物、簪、帯、履物の職人

舞妓は十を超える職の仕事を身にまとっている。その人たちは誰か、公開情報から分かること、会いたい人。

藤色と白のつまみ細工の花簪。揺れる下がりのクローズアップ
つまみ細工の花。簪は月ごとに変わる。

一覧

舞妓が外へ出る前に、着物は染められ、子どもの着物のような肩上げ袖上げをつけて縫われ、約5メートルの帯は多くの場合、上七軒に隣り合う西陣で織られ、簪職人は絹をつまんで今月の花を作り、髪結いは一週間もつように髪を結い、男衆は帯を結び、履物職人は木を刻んで鼻緒をすげ、誰かが千社札を刷り、初夏には団扇を作っています。

公開されていること

財団のページは装いとかごの中身を説明し、簪職人は月ごとの花を公表し、1872年から花街の団扇を作る京都の団扇屋は自らのサイトでその習慣を説明しています。公開されていないのは経済の大半で、このアトラスはそれを推測しません。

会いたい人

つまみ細工の簪工房、おこぼの職人、花街の丸帯を織る西陣の織り手。面会は相手の同意による。断られた作り手の名は、このノートに書きません。

なぜ舞妓のアトラスに載せるのか

文化は写真の中の一人ではないからです。多くが高齢の、手と手のつながりです。それを理解した訪問者は、だらりの帯を違う目で見るでしょう。